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2026.06.08
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物流現場で使われるパレットといえば、木製やプラスチック製を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし近年、軽量化・廃棄コスト削減・輸出対応・環境配慮の観点から、段ボールパレットや紙製パレットへの注目が高まっています。
特に、海外輸出用のワンウェイパレット、工場間輸送、軽量化による作業負担の軽減、SDGs対応を進めたい企業にとって、段ボールパレットは有力な選択肢です。
この記事では、段ボールパレットの基本から、メリット・デメリット、木製・プラスチックパレットとの違い、導入時の選び方まで解説します。最後に、サイズフリーでオーダー可能な紙製パレット「APPAパレット」についても紹介します。

段ボールパレットとは、主に紙素材を使用して作られた物流用パレットのことです。荷物を載せて、フォークリフトやハンドリフトで運搬・保管・輸送するために使われます。
一般的なパレットには、木製、プラスチック製、金属製、紙製などがあります。その中でも段ボールパレットは、軽量で扱いやすく、使用後にリサイクルしやすい点が特徴です。
段ボールパレットと一口にいっても、通常の段ボール素材を使ったものだけでなく、ハニカム構造のボードや紙管を組み合わせた高強度タイプもあります。もりや産業のAPPAパレットは、ハニカムボード、紙管製桁材、フラットボードを組み合わせた紙製パレットで、高強度と軽量性を両立している点が特徴です。

段ボールパレットが注目されている背景には、物流現場を取り巻くさまざまな課題があります。
たとえば、木製パレットは強度がある一方で重量があり、作業者の負担になりやすいという課題があります。また、輸出時には条件によって燻蒸処理や熱処理が必要になるケースがあり、管理やコストの負担が発生します。
一方、プラスチックパレットは耐久性に優れていますが、導入コストや廃棄時の処理、保管スペースなどが課題になることがあります。
その点、段ボールパレットは軽量で、輸出時に燻蒸処理が不要とされるケースが多く、ワンウェイ輸送にも適しています。紙製のため、使用後のリサイクルや廃棄もしやすく、環境配慮型の物流資材として導入を検討する企業が増えています。

ここでは、段ボールパレットを導入する主なメリットを整理します。
単に「軽い」「捨てやすい」というだけでなく、物流コストや作業効率、環境対応にも関わるポイントです。
段ボールパレットの大きなメリットは、木製パレットやプラスチックパレットに比べて軽いことです。
パレットが軽くなると、作業者が持ち上げたり移動させたりする際の負担を減らせます。特に、日々パレットを扱う物流現場では、この差が作業効率や安全性に影響します。
もりや産業のAPPAパレットは、木製パレットの約4分の1、約5㎏と紹介されており、軽量化によって作業負担の軽減や輸送時の燃費改善にもつながるとされています。
木製パレットを海外輸出に使用する場合、国際的な植物検疫の観点から、燻蒸処理や熱処理などの対応が必要になることがあります。
一方、段ボールパレットや紙製パレットは木材ではないため、燻蒸処理が不要とされるケースが多く、輸出用パレットとして使いやすい点がメリットです。
輸出時の手続きや管理工数を減らしたい企業にとって、段ボールパレットは有力な選択肢になります。特に、海外向けのワンウェイ輸送では、現地での廃棄・リサイクルのしやすさも重要です。
段ボールパレットは紙を主材料としているため、使用後にリサイクルしやすい点も魅力です。
木製パレットやプラスチックパレットは、破損後の廃棄や処理方法に手間がかかることがあります。対して紙製パレットは、段ボールなどと同じように再資源化しやすく、廃棄物削減やSDGsへの取り組みにもつなげやすい資材です。
ワンウェイ輸送とは、出荷先からパレットを返却しない前提の輸送方法です。
木製パレットやプラスチックパレットの場合、返却コストや回収管理が発生することがあります。しかし、段ボールパレットであれば、輸送先で廃棄・リサイクルしやすいため、返却を前提としない輸送に向いています。
特に、海外輸出、工場間輸送、展示会向け出荷、スポット配送などでは、ワンウェイパレットとしての使いやすさが大きなメリットになります。
段ボールパレットは、荷物のサイズや輸送条件に合わせて設計しやすい点もメリットです。
既製サイズのパレットに荷物を無理に合わせると、積載効率が悪くなったり、荷崩れのリスクが高まったりします。反対に、荷物に合わせたパレットを使えば、トラックやコンテナ内のスペースを有効活用しやすくなります。

段ボールパレットには多くのメリットがありますが、すべての現場に万能というわけではありません。導入前には、弱点や注意点も理解しておく必要があります。
段ボールパレットは紙素材のため、水濡れや湿気には注意が必要です。
屋外保管が多い現場、雨に濡れる可能性がある輸送、冷蔵・冷凍環境などでは、使用条件を事前に確認する必要があります。
段ボールパレットを選ぶ際は、荷物の重量、荷姿、積み方、フォークリフトの差し込み方向、保管方法などを考慮する必要があります。
たとえば、同じ重量でも、面で均等に荷重がかかる場合と、一部に荷重が集中する場合では、必要な強度が変わります。また、段積みするのか、ラック保管するのか、長期保管するのかによっても、求められる仕様は異なります。
そのため、段ボールパレットは単純に価格やサイズだけで選ぶのではなく、使用環境に合わせて設計・選定することが重要です。
段ボールパレットはワンウェイ輸送や短期利用に向いている一方で、長期間にわたって何度も繰り返し使用する用途では、木製やプラスチック製の方が適している場合もあります。
ただし、これは用途次第です。輸出用、工場間輸送、軽量物の搬送、廃棄しやすさを重視する現場では、段ボールパレットの方がトータルコストを抑えられる可能性があります。
重要なのは、「何回使うか」だけでなく、「返却コスト」「保管スペース」「廃棄費用」「作業負担」まで含めて比較することです。

段ボールパレットを検討する際は、木製パレットやプラスチックパレットとの違いを理解しておくと判断しやすくなります。
それぞれのパレットには、強度、重量、耐水性、コスト、廃棄のしやすさなどに違いがあります。
まずは、段ボールパレット・木製パレット・プラスチックパレット・金属パレットの特徴を一覧で確認してみましょう。
| 種類 | 主な特徴 | メリット | 注意点 | 向いている用途 |
| 段ボールパレット 紙製パレット | 紙素材を使った軽量なパレット | 軽量、リサイクルしやすい、輸出・ワンウェイ輸送に向いている | 水濡れや湿気に注意が必要。使用条件に合わせた強度設計が必要 | 海外輸出、ワンウェイ輸送、軽量化したい物流、環境対応 |
| 木製パレット | 木材を使った一般的なパレット | 強度があり、幅広い現場で使いやすい | 重量がある。ささくれ・釘・害虫・輸出時の処理が課題になる場合がある | 国内輸送、重量物の保管・輸送、繰り返し利用 |
| プラスチックパレット | 樹脂素材を使った耐久性の高いパレット | 耐水性・耐久性に優れ、衛生管理しやすい | 導入コスト、返却管理、紛失時のコストが課題になりやすい | 繰り返し利用、食品・医薬品など衛生管理が必要な現場 |
| 金属パレット | 鉄やアルミなどを使った高強度パレット | 非常に強度が高く、耐久性に優れる | 重量があり、コストも高くなりやすい | 重量物、長期保管、特殊な工場内搬送 |
段ボールパレットは、木製パレットやプラスチックパレットと比べて、軽量性・廃棄しやすさ・リサイクル性・輸出時の扱いやすさに強みがあります。
一方で、水濡れや湿気、繰り返し使用には注意が必要です。そのため、屋外保管が多い現場や長期間繰り返し使う用途では、使用環境に合っているかを事前に確認することが大切です。
木製パレットは強度があり、幅広い現場で使われています。一方で、重さ、ささくれ、釘、害虫、輸出時の燻蒸処理、廃棄処分などが課題になることがあります。
段ボールパレットは木製パレットに比べて軽量で、輸出時に燻蒸処理が不要になりやすく、廃棄・リサイクルしやすい点が強みです。
特に、「輸出用に木製パレットを使っているが、燻蒸処理や返却管理が負担になっている」という企業には、段ボールパレットへの切り替えが向いています。
プラスチックパレットは耐水性や耐久性に優れており、繰り返し使用に向いています。衛生管理が求められる現場でも使われることが多い資材です。
一方で、プラスチックパレットは繰り返し使用を前提とすることが多いため、回収・返却管理や紛失時のコストが課題になる場合があります。また、ワンウェイ輸送ではコストが合わないケースもあります。
段ボールパレットは、プラスチックパレットほどの耐久性はないものの、軽量で廃棄しやすく、ワンウェイ輸送や輸出用に適しています。
段ボールパレットは、次のような用途に向いています。
・海外輸出用パレット
・ワンウェイ輸送
・工場間輸送
・軽量物・中量物の輸送
・返却管理を減らしたい物流
・廃棄コストを抑えたい現場
・環境配慮型の包装・物流資材を導入したい企業
・荷物サイズに合わせたパレットを使いたいケース
特に、軽量化、輸送効率、廃棄性、環境対応を重視する場合、段ボールパレットは非常に相性のよい選択肢です。

段ボールパレットを導入する際は、単に「安いもの」「軽いもの」を選ぶのではなく、実際の使用条件に合わせて選定することが重要です。
まず確認すべきなのは、パレットに載せる荷物の重量です。
最大重量だけでなく、荷重のかかり方も重要です。荷物が面で均等に載るのか、箱の角や機械の脚など一部に荷重が集中するのかによって、必要な強度は変わります。
段ボールパレットは仕様によって強度が異なるため、荷物の重量や荷姿を伝えたうえで、適切な設計を依頼するのがおすすめです。
パレットサイズは、物流効率に大きく影響します。
荷物よりパレットが大きすぎると、輸送スペースに無駄が出ます。逆に小さすぎると、荷崩れや破損のリスクが高まります。
APPAパレットはサイズフリーでオーダーでき、10mm単位で細かくサイズ指定が可能です。トラックやコンテナに合わせて設計できるため、積載効率の改善に役立ちます。
パレットには、2方差しと4方差しがあります。
2方差しは、フォークリフトを差し込める方向が2方向のタイプです。4方差しは、4方向から差し込めるため、荷役作業の自由度が高くなります。
現場の動線やフォークリフト作業のしやすさを考慮し、どちらの仕様が適しているかを選びましょう。
段ボールパレットは紙素材のため、使用環境の確認が欠かせません。
屋内保管なのか、屋外に一時保管するのか。湿気が多い場所なのか。長期保管するのか。段積みするのか。こうした条件によって、必要な仕様は変わります。
導入前には、輸送ルート、保管期間、荷役方法まで含めて相談すると、失敗を防ぎやすくなります。

段ボールパレットは、単なるパレットの置き換えではありません。
現場の課題を解決するための物流改善策として活用できます。
パレットが軽量になることで、輸送時の総重量を抑えられます。特に航空輸送や長距離輸送では、重量差がコストに影響することがあります。
また、荷物サイズに合わせたパレットを使えば、積載効率が向上し、輸送回数の削減につながる可能性もあります。
重いパレットを扱う作業は、現場スタッフの負担になります。
軽量な段ボールパレットに切り替えることで、持ち運びや設置作業がしやすくなり、作業効率の改善が期待できます。
また、ささくれや釘がないため、木製パレットに比べて作業時のケガや製品への傷つきリスクを抑えやすい点もメリットです。
パレットの返却や回収には、管理工数とコストがかかります。
段ボールパレットをワンウェイ用途で使えば、返却を前提としない物流設計が可能になります。輸送先でリサイクル処理しやすいため、返却管理を簡素化したい企業に向いています。
近年、物流資材にも環境配慮が求められています。
段ボールパレットは紙素材を主材料としているため、リサイクルしやすく、廃棄物削減にもつながります。木製パレットから紙製パレットへ切り替えることで、森林資源への配慮やCO2削減の取り組みとして社内外に示しやすくなります。

段ボールパレットを検討する際に重要なのは、「軽いだけでなく、現場で安心して使える強度があるか」という点です。もりや産業のAPPAパレットは、ハニカムボード、紙管製桁材「パルラン」、フラットボードを組み合わせた紙製パレットです。一般的な段ボールパレットよりも強度に配慮されており、軽量性と高強度を両立しています。
APPAパレットは、ハニカム構造の天板と紙管製の桁材を組み合わせた構造です。
ハニカムボードは荷重を分散しやすく、パレット全体の耐荷重性能を高めます。また、桁材の「パルラン」には高強度紙管が使われており、紙製でありながら強度と耐水性に配慮されています。
段ボールパレットに対して「強度が不安」と感じている企業でも、用途や積載物に合わせた設計を相談しやすい点が魅力です。
APPAパレットは、木製パレットの約4分の1、約5㎏という軽量性が特徴です。
軽量化によって、作業者の負担軽減、荷役作業の効率化、輸送時の重量削減が期待できます。特に、航空輸送や海外輸出では、パレットの重さがコストに影響するため、軽量な紙製パレットは大きなメリットになります。
APPAパレットは、用途や荷物サイズに合わせてオーダーメイド対応が可能です。
10mm単位でサイズ指定できるため、トラックやコンテナに合わせた設計がしやすく、積載効率の改善に役立ちます。規格品のパレットでは荷物に合わない場合でも、APPAパレットなら現場に合わせた仕様を検討できます。
APPAパレットは紙製のため、燻蒸処理が不要で、海外輸出やワンウェイパレットに適しています。
輸出時の手続きや管理負担を軽減したい企業、返却前提ではない物流を構築したい企業にとって、使いやすい選択肢です。
APPAパレットは紙製のため、使用後のリサイクルがしやすく、廃棄コストや保管スペースの削減にもつながります。
環境配慮型の物流資材を導入したい企業、SDGsへの取り組みを進めたい企業にとって、紙製パレットへの切り替えはわかりやすい改善策になります。

段ボールパレットは、木製パレットやプラスチックパレットに代わる軽量な物流用パレットです。
特に、輸出時の燻蒸処理を簡素化したい場合、ワンウェイ輸送に使いたい場合、作業負担を軽減したい場合、廃棄やリサイクルをしやすくしたい場合に適しています。
一方で、水濡れや使用環境、積載物の重量には注意が必要です。そのため、導入時には現場条件に合わせた設計・選定が欠かせません。
高強度でサイズフリーの紙製パレットを探しているなら、もりや産業のAPPAパレットがおすすめです。
ハニカムボードと紙管製桁材を組み合わせた軽量・高強度設計で、輸出用ワンウェイパレットや物流コスト削減、SDGs対応にも活用できます。

A.耐荷重は、パレットの構造、サイズ、天板の厚み、桁材の仕様、荷物の載せ方によって変わります。荷重が均等にかかる場合と、一部に集中する場合でも必要な強度は異なります。導入前に、荷物の重量や荷姿を伝えて相談することをおすすめします。
A.はい。段ボールパレットや紙製パレットは、海外輸出用として使われることが多い資材です。木製パレットと異なり、燻蒸処理が不要とされるケースが多いため、輸出時の手続きや管理負担を軽減しやすいメリットがあります。
A.段ボールパレットは紙素材のため、水濡れには注意が必要です。屋外保管や雨に濡れる可能性がある場合は、耐水性に配慮した仕様や保管方法を検討する必要があります。使用環境を事前に伝えたうえで、適切な仕様を選びましょう。
A.使用条件によっては複数回使える場合もありますが、基本的にはワンウェイ輸送や短期利用に向いています。長期間の繰り返し使用を前提とする場合は、木製パレットやプラスチックパレットとの比較が必要です。
A.製品によってはオーダーメイドが可能です。もりや産業のAPPAパレットは、10mm単位でサイズ指定できるサイズフリー対応の紙製パレットです。荷物や輸送条件に合わせた仕様を相談できます。