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2026.02.10

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物流現場の省人化・自動化を実現する機械まとめ|人手不足・作業負担・非効率を解決する最新物流設備ガイド

 物流業界では、人手不足の深刻化や作業者の高齢化、出荷量の増加などを背景に、省人化・自動化への関心が急速に高まっています。
一方で、「どの工程を自動化すべきか分からない」「高額な設備投資が必要なのでは」といった不安を抱える現場も少なくありません。

物流の省人化・自動化は、すべてをロボット化することが正解ではありません。
現場の課題に合わせて、必要な工程だけを機械で補うことで、大きな効果を生むケースも多くあります。

本記事では、物流現場の省人化・自動化に貢献する機械・設備を工程別に整理し、導入の考え方まで含めて解説します。

なぜ今、物流現場で省人化・自動化が求められているのか

 物流現場で省人化・自動化が求められる理由は、大きく次の3つです。

人手不足が常態化している

 物流業界では慢性的な人手不足が続いており、繁忙期には現場が回らなくなるケースも増えています。採用だけで問題を解決することは難しく、作業効率を上げる仕組みづくりが不可欠です。

作業負担・安全面の課題

 重量物の持ち上げや繰り返し作業は、腰痛や労災リスクにつながります。省人化・自動化機械は、人を減らすためではなく、人を守るための手段としても注目されています。

物流コストの上昇

 人件費や輸送費の上昇により、物流コストは年々増加しています。作業時間の短縮やミス削減につながる設備導入は、中長期的なコスト抑制策としても有効です。

物流の省人化・自動化は「全部自動化」しなくていい

 省人化・自動化というと、「完全自動ライン」や「ロボット導入」を想像されがちですが、必ずしもそれが最適解とは限りません。

・人が行う方が柔軟な工程

・機械で補助した方が効果の高い工程

・半自動化で十分な工程

物流現場ごとに、最適なバランスは異なります。
「どこに一番人手と時間がかかっているか」を整理し、段階的に機械を導入することが失敗しにくい進め方です。

物流省人化・自動化機械の全体マップ(工程別)

 ここからは、物流現場の工程ごとに、省人化・自動化に貢献する機械・設備を紹介します。

工程主な機械・設備期待できる効果
梱包・出荷ストレッチ包装機
自動封函機
作業時間短縮
品質の安定化
搬送・移動AGV
コンベヤ
移動作業削減
作業効率向上
荷役・積み付けパレタイザー
チューブリフター
身体負担軽減
安全性向上
廃棄・後工程減容機
破砕機
作業手間削減
省スペース化

梱包・出荷工程を省人化する機械

 梱包・出荷工程は、人手が集中しやすく、作業時間にもばらつきが出やすい工程です。

ストレッチフィルム包装機や自動封函機などの導入により、梱包作業の時間短縮や作業品質の安定化が期待できます。

特に、出荷量が多い現場では「人が巻く・閉じる」作業の省力化が効果的です。

搬送・移動を自動化する機械

 作業者が倉庫内を移動して荷物を運ぶ時間は、省人化を考えるうえで見落とされがちなロスの一つです。

コンベヤやAGVを活用することで、「運ばない現場」を実現し、作業効率を大きく改善できます。

積み付け・荷役作業を省人化する機械

 積み付けや荷役作業は、省人化だけでなく腰痛・労災対策の観点からも改善が求められています。

パレタイザーやチューブリフターは、作業者の身体負担を減らしながら、作業の安定化を図れる機械です。

廃棄・後工程を効率化する機械

 段ボールや廃プラスチックの処理は、人手は減らなくても「確実に手間が減る」工程です。

減容機や破砕機を導入することで、作業時間の短縮と保管スペースの有効活用が可能になります。

省人化・自動化機械導入でよくある失敗例

 物流の省人化・自動化は、多くのメリットがある一方で、進め方を誤ると「思ったほど効果が出ない」「現場に定着しない」といった結果になってしまうことがあります。

よくある失敗の一つが、機械ありきで導入を検討してしまうケースです。
最新の自動化設備やロボットに目が向き、現場の作業内容や動線を十分に整理しないまま導入すると、「使いづらい」「想定していた工程に合わない」といった問題が起こりやすくなります。

また、作業量や作業頻度を把握せずに設備を選定してしまうことも、失敗につながる要因です。
実際の現場では、繁忙期と閑散期で作業内容が大きく変わることも多く、一時的な作業負荷だけを基準にすると、過剰投資や効果不足を招く可能性があります。

さらに、現場の作業者への配慮が不足していると、省人化・自動化が逆に負担になるケースもあります。
操作が複雑な機械や、作業フローを大きく変える設備は、現場に受け入れられず形骸化してしまうことも少なくありません。省人化・自動化を成功させるためには、「現場の課題を正しく把握すること」が何よりも重要です。

自社に合った省人化・自動化を進めるための考え方

 物流の省人化・自動化は、一気に大きく進める必要はありません。
むしろ、小さな改善を積み重ねる方が、結果的に成功しやすいと言えます。

まず重要なのは、現場の中で「最も人手や時間を取られている工程」を明確にすることです。
梱包なのか、搬送なのか、荷役作業なのか。工程ごとに負担の大きさを整理することで、どこから省人化・自動化に取り組むべきかが見えてきます。

次に、完全自動化にこだわらず、半自動化や作業補助機器の導入も選択肢に入れることがポイントです。
人の判断が必要な工程は残しつつ、身体的負担の大きい作業や繰り返し作業だけを機械で補うことで、無理のない改善が可能になります。

また、省人化・自動化は一度導入して終わりではありません。
現場の変化や物量の増減に合わせて、段階的に設備を追加・見直していくことが、長期的に見て効果を最大化するポイントです。

物流現場の省人化・自動化は「組み合わせ」がカギ

 物流現場の省人化・自動化は、機械を単体で導入するだけでは、十分な効果を発揮しないこともあります。
複数の工程をつなげて考えることで、初めて大きな改善効果が生まれるケースが多くあります。

例えば、梱包工程を自動化しても、その後の搬送が人手のままだと、作業者の移動や待ち時間がボトルネックになることがあります。
この場合、梱包機と搬送設備を組み合わせることで、工程全体の流れがスムーズになり、省人化効果をより実感しやすくなります。

同様に、荷役作業を省人化しても、廃棄物処理に時間がかかっていては、現場全体の負担は減りません。
荷役支援機器と減容機などを組み合わせることで、作業負担の分散と効率化が同時に進みます。

もりや産業では、物流革命を通じて、機械単体ではなく、現場全体を見据えた省人化・自動化の組み合わせ提案を行っています。

よくある質問(FAQ)

Q1. 物流の省人化・自動化にはどれくらいの費用がかかりますか?

 A.導入費用は、機械の種類や自動化の範囲によって大きく異なります。数十万円程度の補助機器から、ライン全体を自動化する数千万円規模の設備まで幅広く、まずは一部工程から導入するケースが一般的です。

Q2. 中小規模の倉庫でも省人化・自動化は可能ですか?

 A.可能です。すべてを自動化する必要はなく、梱包や搬送など負担の大きい工程だけを機械で補うことで、中小規模の倉庫でも十分な効果が期待できます。

Q3. 物流の省人化・自動化は、すべてを機械化しなければ効果は出ませんか?

 A.すべてを機械化する必要はありません。物流の省人化・自動化は、現場の課題に合わせて必要な工程だけを機械で補うことが重要です。完全自動化にこだわらず、半自動化や作業補助機器を活用することで、無理なく作業負担を軽減し、効果を実感できるケースも多くあります。

Q4. 省人化・自動化機械を導入する際に、よくある失敗は何ですか?

 A.よくある失敗として、現場の作業内容や動線を整理せずに、機械ありきで導入を進めてしまうケースが挙げられます。作業量や頻度を把握しないまま設備を選定すると、効果が出にくかったり、現場に定着しなかったりすることがあります。事前に課題を整理することが重要です。

Q5. 物流省人化・自動化は、どの工程から取り組むのが効果的ですか?

 A.最初に取り組むべき工程は、人手や時間が最も多くかかっている工程です。梱包、搬送、荷役、廃棄処理などを洗い出し、負担の大きい工程から順に改善することで、無理なく省人化・自動化を進めることができます。

まとめ|まずは「省人化すべき工程」を整理することから

 物流現場の省人化・自動化は、「すべてを機械に任せること」ではありません。
重要なのは、現場の課題を正しく理解し、本当に改善すべき工程から着実に取り組むことです。

人手不足への対応、作業負担の軽減、物流効率の向上といった課題は、工程ごとに適切な機械を選び、段階的に導入することで解決に近づきます。
無理のない省人化・自動化は、現場の定着率も高く、長期的な効果につながります。

物流革命サイトのお役立ち情報では、こうした考え方を踏まえた省人化・自動化のヒントを多数紹介しています。
まずは自社の現場を振り返り、「どこから改善できるか」を整理するところから始めてみてはいかがでしょうか。