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2025.02.14

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ダンボールつぶしに困っていませんか?省力・省人化で効率アップ!

 突然ですが、物流倉庫、工場、スーパーマーケット・ショッピングモールなど小売店舗をはじめとする空きダンボール箱の処理に関わる皆さん、日々大量に発生する空きダンボールの処理、どうしていますか?手袋をはめ、カッターを持ち、バラして畳んでいますか?

 それでもいいんですが、どうしてもケガの問題が付きまといます。カッターは大型のものだと思いますし、カッターで切り裂いたダンボールのエッジが腕や顔に当たって切れた、なんてこともあるかもしれません。

 日々の処理数があまり多くなければ、このように手でバラして畳む方法でもいいのですが、たとえば、箱から製品を取り分けて各拠点に配送する、物流拠点の仕分け業務では、大量に空きダンボール箱が発生します。

 その他にも、材料が数多く入荷する工場や、ショッピングセンター・モールなどの大規模小売店舗でも大量の空きダンボールが発生するでしょう。そのような現場に人員を投入し、ずっと手作業によるダンボールの解体を続ければ、いつかはケガ(業務災害)が発生するリスクが高まります。

 そうなると、ケガをした人の治療に始まり、生産調整や労災関係などいろいろな手続きも行なわなくてはなりません。いちど事故が起こってしまえば、今後の事故予防をするために何らかの対策が必要になりますし、働く人のマインドにも影響するでしょう。

 また、長時間、まして1日中ダンボール箱をバラして畳み、積み上げる作業はかなりツラい作業です。専任の人を設けると離職の可能性も高まります。ここはひとつ、このようなリスクを抱えて心配しながら日々を送るより、抜本的な対策をしてみるのはいかがでしょうか。

 その対策とは、ズバリ「ダンボール潰し機」「圧縮減容機」の導入です。大量のダンボール箱をつぶす現場では驚くほどの効果が見込めますよ!それでは、次にダンボール潰し機、圧縮減容機について紹介しましょう。

ダンボール潰し機の構造と特長

 ダンボール潰し機とは、コンベアに空きダンボール箱を箱状のまま投入し、そのままつぶしていく装置です。まずは動作と外観をご覧ください。

 一目瞭然ですね。空きダンボール箱を飲み込んでつぶしていく機械です。底を割って平たく畳む装置ではありませんので、ご了解ください。ではもう少し詳しく特長を紹介しましょう。

作業の自動化

 基本的に、作業者はコンベアが動いている投入口に空きダンボールを投入するだけです。カッターを持つこともなく、ガムテープをはがしたり、切ったりして箱を畳む作業も必要ありません。「ただ入れるだけ」でよいので、作業の負担はグッと減ります。また、基本的にダンボール潰し機は排出も自動です。そのため、排出口にかご台車などを置いておくだけで、回収の効率も高まります。

処理の高速化

 作業者がダンボール箱を解体して畳むまでの時間はだいたい18秒程度です。対して、ダンボール潰し機の圧壊処理は約3秒。ダンボール潰しにかかる時間は約1/6になります。

 この効果は、空きダンボールが大量に発生する現場であるほど、顕著に感じることができます。また、冷凍・冷蔵庫内、温度の高い作業場、粉じんの多い作業所などなど、厳しい環境下で迅速に作業者をダンボール潰しから解放することにも役立ちます。

安全性の向上

 作業者はカッターを持つこともなく、空きダンボール箱をただ投入すればよいので、安全性も大幅に向上します。野菜を入れる箱などによく使われている補強用金属(ステーブル)に手を引っ掛けてしまうこともありません。ほとんどのダンボール箱潰し機は投入口から圧壊するポイントまで離れるように設計されていますから、その点も作業者に配慮されています。

ダンボール潰し機と圧縮減容機の違い

 ダンボール潰し機とは別のジャンルの装置「圧縮減容機」もご紹介致します。圧縮減容機はこのような形をしています。ダンボール潰し機がコンベア投入の構造であるのに対し、圧縮減容機は上から下へ押しつぶして圧縮する構造です。空きダンボールをどんどん投入して、容積が一杯になれば圧縮して潰します。また、ダンボール潰し機で潰したダンボールをコンパクトにまとめる用途も使えます。

 ダンボール潰し機で潰したものを圧縮機に投入し、さらに圧縮すれば、圧縮容器が直方体のため、ダンボールも扱いやすい直方体の塊になります。圧縮機はPPバンド搭載で、その場でスグ結束できるタイプが多くありますから、効率的な処理が可能になります。

圧縮減容機を使うメリット

 圧縮機を使うメリットとしては、「保管場所の削減」「産業廃棄物集荷費用の削減」「手間と人件費の削減」があります。それぞれについて解説しましょう。

保管場所の削減

 機械の投入口一杯になったときにすぐ圧縮することで、畳んだダンボールを平置きしている状態と比較すると大幅なスペースの縮小化が可能です。圧縮機は底面積の比較的少ない機械ですから、設置面積を差し引いても省スペース化の利点があります。

 余談ですが、圧縮機はダンボール以外にも使用できます。大規模小売店の廃プラ容器置き場は相当なボリュームになりますが、圧縮機を使用することで約1/5になった実績があります。したがって、廃プラスペースも1/5となりました。ダンボールでここまでの減容はむずかしいのですが、保管場所の大幅な削減が期待できます。

産業廃棄物集荷費用の削減

 廃ダンボール置き場が一杯になったタイミングで、産廃業者に集荷してもらうケースが多いと思います。圧縮機で大きく減容できれば、集荷の頻度を下げることができます。

 上記廃プラの1/5は極端な例としても、ダンボールの場合で1/2に減容できれば、集荷回数も1/2となり、ひいては集荷費用も半額となります。また、集荷回数の削減は、人的、エネルギー的の両面で運送に関わる負荷の削減になります。CO2排出量の削減にもつながるでしょう。圧縮機を導入することで、ずっとこの効果が続きます。

手間と人件費の削減

 圧縮済みのものを運ぶ場合、圧縮されるまでと比べて、手間・運搬回数ともに削減されます。この手間・運搬回数を削減することは人件費の削減にもつながりますし、廃棄物の処理は生産性に乏しいワークですから、その時間を生産関係のワークに当てればマイナスからプラスへの転換となります。

ダンボール潰し機と圧縮機の両機能を備えた全自動圧縮機

 実は、ダンボール潰し機と圧縮機の両方を兼ね備えた全自動圧縮機も存在します。まずはその外観を紹介しましょう。

 この装置は、中央の黒い煙突のような部分の上からダンボール箱を投入します。現場では、コンベアで投入されますから、人がする作業は空きダンボール箱をコンベアに乗せるだけになります。投入されたダンボール箱は、右側にあるプッシャーで装置左側へ送られながら潰されます。

 装置左側一杯に潰されたダンボール箱がたまったら、自動で排出され、なんとPPバンドも自動で掛けてくれます。無人化を達成した、まさに究極のダンボール潰し機と言えます。装置サイズも豊富で、圧縮後1梱包の質量が20㎏~500kg!のものまで数多くラインナップされています。

 使う場所を選ぶ装置ではありますが、ひっきりなしに空きダンボール箱が発生する現場ではたいへん役立つ1台になるでしょう。

ダンボール潰し機導入のポイント

 さて、この動画だけでだいたいわかるダンボール潰し機ですが、イザ導入を考えるとなると、実はいろいろと検討するポイントがあります。それは、「処理速度」「圧縮率」「安全機能」「騒音レベル」「基礎工事・可動性」「投入と回収方法」です。それぞれのポイントをについて記述します。

処理速度

 処理速度を考えるときは繁忙期の状態を想定してください。将来的に大きく変わらなければ、繁忙期の処理速度が基準となります。その処理速度を基に、余裕を持って処理できる能力の装置を選択します。逆に処理速度が高すぎても、前後工程が追いついてこれなければコストが増すだけになってしまいます。

圧縮率

 ダンボール潰し機は、きれいにダンボールを畳むわけではありません。そのため、圧縮する力が弱ければ手で畳んだ場合よりもかさばってしまうことも考えられます。このあたり、圧縮力を数値で見てもわかりづらいと思いますので、もりや産業までお尋ね頂ければと思います。多くの装置を見比べてきたので、リアルにお伝えすることができます。

安全機能

 まずは作業者の安全を目的とした投入口センサーや非常停止ボタンなどの扱いやすさを確認しましょう。安全はすべてに優先しますから、ここの妥協は禁物です。多重の方法で安全が担保される装置を選択してください。

 その上で、異物を挟んだときに装置が自動停止する高負荷検知機能があることについても確認します。高負荷検知機能は装置を安定してずっと使い続けるために必要な機能です。

騒音レベル

 装置の処理能力だけに目を向けずに、音にも気を配りましょう。騒音が大きければ思うより大きな負担になります。一般的に60dBを超えると人はうるさく感じますから、機械音、作業時間、頻度の総合的なバランスで考えましょう。わかりにくければ、実感として経験のあるもりや産業までぜひご質問ください。

基礎工事と可動性

 大型の装置ですと基礎工事が必要な場合があります。また、電力線の配備なども新たに必要になるかもしれません。設置にどのような工事が必要になるのかを確認しておきましょう。

 また、キャスタ付きの装置は、作業場のレイアウトが変更になった場合でも比較的簡単に移動が行えます。将来的に設置場所の移動があるかどうかについても考慮しておきます。

投入と回収方法

 投入方法は人によるものなのか、コンベア等自動化・省力化されるのか、潰したあとの排出口にはカゴ車などの設置が必要なのかを考えます。また、圧縮後にフォークリフトで移動する場合はその経路が確保されているのかも確認しておきます。

商品紹介

段ボール潰し機 DANBAAN-QR

連続処理タイプのダンボール潰し機です。振動・騒音・紙粉・電力を抑えたクリーンな処理を実現します。

段ボール潰し機 DUNK

コンパクトなサイズのダンボール潰し機です。装置自体が小さく、キャスター付きですから現場での移動が可能です。

縦型圧縮梱包機

Xシリーズは容積の違いはありますが、基本的な機能はすべて同じです。上から下に向けて圧縮し、前方の扉をあけて排出します。

縦型圧縮梱包機 プレッサー

装置にPPバンドを装備し、圧縮後の荷締めが簡単に行えます。投入口はドア付きで、装置外観もスマートなため、圧迫感が少ないのも特徴です。

全自動圧縮機 コンパクターSPA-A/B

投入から梱包排出までを無人化した全自動圧縮機です。ラインの一部として稼働し、大量処理が可能です。

まとめ

 ダンボール潰し機、圧縮機は現場改善に大きく役立ちます。しかし、導入が初めてであれば見慣れない機械のためわからないことも多いと思います。そんなときこそ、もりや産業にお尋ねください。いろいろな現場に多くの機械を設置してきた経験から、あなたの作業場にベストな1台をご提案させて頂きます!