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2026.10.19

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簡易クリーンルームとは?導入メリット・種類・選び方をわかりやすく解説

工場や製造現場で、製品へのホコリや異物の付着に悩んでいませんか?

「製造ラインの一部だけを清潔な環境にしたい」「大がかりなクリーンルームを設置するほどの予算はない」「既存の工場内に簡易的な防塵スペースを作りたい」といった場合に検討されるのが、簡易クリーンルームです。

簡易クリーンルームは、必要な場所を区画し、用途に応じて空気清浄設備などを組み合わせることで、特定の作業エリアの清浄度を管理する方法です。

ただし、単純にビニールカーテンで空間を囲むだけでは、一定の清浄度を保証できるわけではありません。必要な対策は、製造する製品や求められる衛生・品質基準によって異なります。

この記事では、簡易クリーンルームの仕組みや種類、メリット、費用の考え方、導入時の注意点を解説します。さらに、工場の防塵対策に役立つ間仕切りカーテンや空気清浄設備なども紹介します。

簡易クリーンルームとは?

簡易クリーンルームとは、工場や施設の一部に設ける比較的小規模な清浄化空間のことです。

一般的には、フレームやパネル、ビニールシートなどを使って作業エリアを囲い、必要に応じてHEPAフィルターを搭載した空気清浄設備を設置します。

工場全体を改修するのではなく、異物の付着を防ぎたい工程や検査スペースなど、必要な場所に絞って清浄化を図れる点が特徴です。

ただし、「簡易クリーンルーム」という名称には、統一された設備仕様があるわけではありません。単なる防塵用の間仕切りから、清浄度を管理するクリーンブースまで、さまざまな設備を指す場合があります。

そのため、導入時は名称だけで判断せず、目的と必要な清浄度を明確にすることが重要です。

一般的なクリーンルームとの違い

一般的なクリーンルームは、空気中の微粒子濃度を管理するために設計された専用の空間です。

空気清浄設備に加えて、室圧、気流、温湿度、入退室方法などを管理する場合もあります。

一方、簡易クリーンルームは、特定の工程に必要な範囲を限定して清浄化する用途に向いています。

比較項目一般的なクリーンルーム簡易クリーンルーム
設置範囲部屋全体や製造エリア特定の作業スペース
設備構成専用室、空調、フィルターなどブース、間仕切り、清浄化設備など
初期費用大規模になりやすい構成次第で抑えやすい
設置工事建築・設備工事を伴う場合が多い比較的簡易な施工で対応できる場合がある
レイアウト変更制約が生じやすい構造によっては変更しやすい
清浄度管理設計条件に応じて厳密に管理可能設備構成・周辺環境によって異なる

簡易タイプであっても、適切な設計と測定を行えば、目標とする清浄度を管理できる場合があります。

反対に、間仕切りを設けただけでは、クリーンルームと同等の清浄度が得られるとは限りません。

簡易クリーンブースとの違い

簡易クリーンルームと似た言葉に「簡易クリーンブース」があります。

クリーンブースは、工場内の特定の場所をフレームやシート、パネルなどで囲い、空気清浄設備によって清浄な作業環境をつくる設備です。

簡易クリーンルームとクリーンブースには共通する部分が多く、実際には用途や製品によって呼び方が異なることもあります。設備を選ぶ際は、名称の違いよりも、どの範囲を清浄化したいか、どの程度の清浄度が必要か、どのように空気を管理するかを確認しましょう。

簡易クリーンルームを導入する4つのメリット

簡易クリーンルームの魅力は、必要な場所に必要な対策を導入できることです。

大規模な設備投資を避けたい場合や、既存工場の環境を改善したい場合にも検討しやすい方法です。

1.必要な場所だけを清浄化できる

製造現場では、すべての工程で同じ清浄度が必要とは限りません。

例えば、製品の最終検査や精密部品の組み立てなど、特定の工程で重点的に防塵対策を行いたいケースがあります。

こうした場合、工場全体をクリーンルーム化するよりも、必要なスペースを区画する方法が適していることがあります。

清浄化する範囲を限定すれば、必要な設備を整理しやすくなり、過剰な投資を避けることにもつながります。

2.初期費用を抑えられる場合がある

一般的なクリーンルームは、専用の空調設備や内装工事などが必要になるため、導入費用が大きくなる場合があります。

一方、簡易クリーンルームは、既存の建物や設備を活用しながら構築できるケースがあります。

例えば、主な目的がホコリの飛散防止や作業エリアの区分けであれば、間仕切りビニールカーテンを利用する方法も考えられます。ただし、高い清浄度が必要な場合には、フィルター設備や気流制御、性能測定などが必要です。簡易タイプだから必ず安くなるとは限らないため、目的に合わせた設備選定が重要です。

3.既存工場にも導入しやすい

既存の工場内に新たな専用室を設ける場合、作業動線や設備配置が制約になることがあります。

簡易クリーンルームであれば、工場内の一部スペースを活用して設置できる場合があります。

特にビニールカーテンを用いた間仕切りは、設備や通路の形状に合わせて区画を検討しやすい方法です。

ただし、施工方法や建物の構造、消防上の条件などによって設置可否は変わるため、事前確認が必要です。

4.生産ラインの変更に対応しやすい

製造品目の変更や設備の入れ替えによって、工場内のレイアウトを変更することもあるでしょう。

固定式の壁と比較すると、カーテン式の間仕切りは、構造によって移設や配置変更がしやすいという利点があります。

将来的な生産ラインの変更を想定している場合は、清浄度だけでなく、柔軟に区画を変更できるかどうかも選定基準になります。

簡易クリーンルームの種類と組み合わせて使う設備

簡易クリーンルームを導入する際は、目的に合わせて空間の区画方法や空気清浄設備を選ぶことが重要です。

例えば、ホコリの侵入を抑えたい場合はビニールカーテンによる間仕切り、空気中の微粒子を管理したい場合はフィルター付きのクリーンブースなどが選択肢になります。

また、作業環境によっては、局所的な空気清浄設備や入室時の除塵設備を組み合わせることも有効です。

ここでは、簡易クリーンルームの代表的な構成方法と、併用できる設備について解説します。

1.ビニールカーテンを使用した簡易的な防塵エリア

工場内の一部を区画し、外部からのホコリやゴミの侵入を抑えたい場合には、ビニールカーテンによる間仕切りが選択肢になります。固定壁を新設する方法と比べて、レイアウト変更に対応しやすく、設置する範囲を柔軟に検討できます。

ビニールカーテンには、防炎、帯電防止、抗菌、防虫などの機能を備えた種類があり、現場の用途に合わせて選択できます。例えば、製造工程の区画分けや、ホコリが発生する作業エリアと製品保管エリアの分離などに活用できます。

なお、ビニールカーテンだけでは空気中の微粒子濃度を一定の基準に保つことはできません。清浄度の管理が必要な場合は、空気清浄設備などとの組み合わせを検討しましょう。

2.フィルター付きの簡易クリーンブース

空気中の微粒子を管理したい場合には、HEPAフィルターなどを使用するクリーンブースが候補になります。

フレームとシート、パネルなどで作業エリアを囲い、フィルターを通した空気を供給する仕組みです。

精密機器の組み立てや検査など、特定の工程だけを清浄化したい場合に検討されます。

ただし、求める清浄度に応じて、フィルター性能だけでなく、送風量、気流、出入口からの外気流入、周辺環境なども考慮する必要があります。

3.空気清浄ユニットを活用した局所対策

作業場所の周辺で空気環境を改善したい場合には、HEPAフィルターを搭載した空気清浄ユニットを活用する方法があります。例えば、清浄な空気を送り出す装置と、空気を吸引・ろ過する装置を組み合わせることで、一定方向の気流を形成できる設備もあります。大きな部屋を新設するのではなく、特定の作業スペースの空気環境を整えたい場合に検討できます。ただし、装置単体でクリーンルーム全体の清浄度を保証するものではありません。用途に合わせて必要な性能を確認しましょう。

4.入室時の除塵設備を組み合わせる方法

簡易クリーンルームを設けても、人の出入りによってホコリや異物が持ち込まれる可能性があります。

そこで検討したいのが、エアーシャワーなどの入室時の除塵設備です。

エアーシャワーは、強い空気の流れを利用して衣服などに付着したホコリを取り除く装置です。

作業エリアへの異物持ち込みを低減する対策として利用できます。

ただし、エアーシャワーは室内の清浄化設備を代替するものではありません。作業場所の清浄化と人の出入りに伴う異物対策を分けて考えることが重要です。

簡易クリーンルームの選び方|導入前に確認したい5つのポイント

簡易クリーンルームを設置する際は、価格やサイズだけで選ばないことが大切です。

必要以上の設備を導入するとコストが増える一方、設備が不足すると期待した防塵効果が得られない可能性があります。

ここでは、導入前に確認したい5つのポイントを紹介します。

1.防塵対策の目的を明確にする

最初に、どのような問題を解決したいのか整理しましょう。

例えば、工場内に舞うホコリが製品へ付着することを防ぎたい場合と、空気中の微粒子濃度を一定の基準以下に管理したい場合では、必要な設備が異なります。

主な目的は次のように分類できます。

  1. ホコリ・ゴミの侵入を抑えたい: ビニールカーテンなどで作業エリアを区画する方法
  2. 空気中の微粒子を減らしたい: HEPAフィルター搭載の清浄化設備を活用する方法
  3. 人が持ち込む異物を減らしたい: エアーシャワーなどの入室時の除塵対策
  4. 高い清浄度を維持したい: 気流や室圧も考慮したクリーンルーム・クリーンブースの設計

目的を明確にすることが、適切な設備選定の第一歩です。

2.必要な清浄度を確認する

クリーンルームの清浄度は、空気中に含まれる微粒子の濃度によって評価されます。

代表的な分類基準がISO 14644-1です。空気中の粒子数に応じて、ISOクラスが定められています。

ただし、すべての工場で厳密な清浄度管理が必要なわけではありません。

ホコリの侵入を抑えることが目的の場合は、間仕切りによる防塵対策で十分なケースもあります。

一方、精密部品や品質要求の高い製品を扱う場合は、必要なISOクラスや粒子径を確認し、それに対応した設備を検討しましょう。

3.設置スペースと作業動線を確認する

設置場所の広さや高さ、周辺設備との距離も重要なポイントです。

特に工場では、作業者だけでなく、台車やフォークリフトなどが出入りする場合があります。

出入口が狭かったり、カーテンの開閉に手間がかかったりすると、作業効率が低下する可能性があります。

そのため、設備の設置範囲だけでなく、人や物の動きまで考慮してレイアウトを決めましょう。

4.清掃・メンテナンスのしやすさを確認する

簡易クリーンルームは、設置後も適切な清掃や管理が必要です。

ビニールカーテンを使用する場合は、表面に付着した汚れの清掃方法や、シートの傷み、交換のしやすさを確認しておきましょう。HEPAフィルターを搭載した設備では、フィルターの点検・交換なども必要になります。

また、出入口の隙間やカーテンの破損が、運用上の問題になっていないか確認することも重要です。

5.初期費用だけでなく運用コストも比較する

導入費用を比較する際は、本体価格だけでなく、施工費や電気代、フィルター交換費用なども確認しましょう。

例えば、間仕切りによる防塵対策であれば、空気清浄設備を新設する方法よりも費用を抑えられる場合があります。

一方、清浄度を管理する必要がある場合は、設備費用だけでなく、測定や維持管理にかかる費用も考慮する必要があります。

簡易クリーンルームの設置費用はどのくらい?

簡易クリーンルームの導入を検討する際、気になるのが設置費用ではないでしょうか。

費用は、設置面積、必要な清浄度、間仕切りの材質、空気清浄設備の有無などによって大きく変わります。

そのため、簡易クリーンルームという名称だけで、一律の価格を示すことはできません。

例えば、ビニールカーテンで作業エリアを区画するだけの場合と、HEPAフィルターを搭載した空気清浄設備やエアーシャワーを設置する場合では、必要な設備や工事内容が大きく異なります。

そのため、費用を比較する際は、まず「ホコリの侵入を抑えたいのか」「空気中の微粒子まで管理したいのか」を明確にすることが重要です。設置場所の広さや必要な設備を整理することで、目的に合った見積もりを依頼しやすくなります。

費用を左右する主な要因

主に次の要素が費用に影響します。

項目費用が変わる理由
設置面積区画する範囲が広いほど材料や設備が増える
間仕切りの種類カーテン、パネルなどで材料費や施工費が異なる
清浄度必要な清浄度によってフィルターや送風設備が変わる
出入口の仕様カーテン、扉、エアーシャワーなどで費用が異なる
設置環境天井高、既存設備、電源、施工条件によって変わる
維持管理電力、清掃、フィルター交換、性能測定などが必要になる

正確な費用を把握するには、設置する場所の条件と目的を整理したうえで見積もりを依頼することが重要です。

費用を抑えるには必要な場所から対策する

できるだけ費用を抑えたい場合は、まず清浄化する範囲を必要最小限に絞ることがポイントです。

例えば、工場全体ではなく、製品の検査エリアや保管エリアだけを区画する方法があります。

防塵対策が主な目的であれば、間仕切りビニールカーテンの活用も選択肢の一つです。

また、異物の持ち込みが問題となっている場合は、出入口の仕切り方や入室時の除塵対策を見直すことで、課題改善につながる可能性があります。

重要なのは、設備の価格だけを比較するのではなく、必要な防塵・清浄化性能を満たす構成を検討することです。

簡易クリーンルームの設置・防塵対策に役立つおすすめ設備4選

ここからは、簡易クリーンルームの周辺設備や工場の防塵対策に活用できる、もりや産業の製品を紹介します。

目的に応じて適切な設備を選ぶことで、作業環境の改善や異物混入リスクの低減が期待できます。

1.間仕切りビニールカーテン|工場内の防塵エリアを手軽に区画

工場の一部に簡易的な防塵スペースを設けたい場合に検討できるのが、「間仕切りビニールカーテン」です。

ホコリやゴミの侵入を抑えたい場所を区画でき、工場や倉庫などのさまざまな環境で活用されています。

間仕切りビニールカーテンは、防塵・防虫対策に加え、保冷・保温や空調効率の改善にも役立つ製品です。

防炎、不燃、抗菌、帯電防止、防虫など、用途に応じたシートを選択できます。

工場内の製造ラインを仕切ったり、ホコリの発生する作業エリアと製品保管スペースを分けたりする用途にも適しています。また、既存の作業動線や設備配置に合わせて、間仕切りの形状を検討できる点も特徴です。

2.ワンタッチフレーム式ビニールカーテン|人や台車の出入りが多い場所に

工場内で防塵対策を行う際に見落としがちなのが、出入口の使いやすさです。

作業者や台車が頻繁に通過する場所では、扉を開閉する手間が作業効率に影響する場合があります。

「ワンタッチフレーム式ビニールカーテン」は、ドアを開閉することなく、人や台車、フォークリフトなどが通過できる、のれん式のビニールカーテンです。

工場内の出入口や区画の境界に設置することで、作業動線を確保しながら、ホコリの侵入を抑える対策に役立ちます。

また、保温・保冷効率の改善にも活用でき、温度管理が必要なエリアにも適しています。

実際に、食品工場の製造ラインにおける防塵対策や、工場内の区画分けなどでも採用されています。

3.クリーンパーティション|HEPAフィルターで局所的な空気環境を改善

作業スペース周辺の空気環境を整えたい場合には、「クリーンパーティション」が選択肢になります。

HEPAフィルターを搭載した薄型クリーンユニットで、工場や研究施設、検査室などでの空気清浄対策に活用できます。

クリーンパーティションには、HEPAフィルターで清浄化した空気を吹き出す「クリーン仕様」と、周辺の空気を吸引してろ過する「汚染除去仕様」の2タイプがあります。

この2タイプを向かい合わせに配置すると、清浄な空気を送り出す気流と、空気を吸引する気流を組み合わせた、一方向の空気の流れを形成できます。

搭載されているHEPAフィルターは、0.3μm粒子に対して99.99%以上の集塵効率を持っています。

また、薄型設計のため、設置スペースが限られた場所にも導入を検討しやすい点が特徴です。

4.標準型エアーシャワー EAS・18型|入室時のホコリや異物の持ち込みを低減

簡易クリーンルームや衛生管理エリアでは、作業者が外部から持ち込むホコリや異物への対策も重要です。

そこで活用できるのが、「標準型エアーシャワー EAS・18型」です。

エアーシャワーは、強いエアージェットで衣服などに付着したホコリや異物を除去し、清浄なエリアへの持ち込みを低減する設備です。

EAS・18型は、パルスジェットノズルを搭載し、側面だけでなく天井部からも空気を吹き出すことで、衣服や身体の上部に付着した異物にも対応します。

また、高効率DCブラシレスモーターを採用し、省電力化に配慮しています。

本体ケースは150mmの薄型設計となっており、設置スペースが限られる工場にも導入しやすい仕様です。

簡易クリーンルームを導入するときの注意点

簡易クリーンルームは、手軽に設置できる場合がある一方で、導入方法を間違えると期待した効果が得られないことがあります。設置前に、次のポイントも確認しておきましょう。

ビニールカーテンだけでは空気の清浄度を管理できない

ビニールカーテンは、ホコリやゴミの侵入を抑える対策として役立ちます。

しかし、空間を仕切るだけでは、内部に存在する微粒子を取り除くことはできません。

また、カーテンの隙間や出入口から外気が流入する可能性もあります。

清浄度を一定の基準に維持する必要がある場合は、空気清浄設備や気流制御を含めて検討することが重要です。

静電気や作業環境にも配慮する

製品や作業内容によっては、静電気への対策が必要になる場合があります。

例えば、静電気によってホコリが製品やシートの表面に付着しやすくなることがあります。

そのため、使用するカーテンや間仕切り材を選ぶ際には、必要に応じて帯電防止性能を確認しましょう。

また、照明、温湿度、換気、安全性なども含めて、現場に適した設置方法を検討することが大切です。

設置後の運用ルールを整える

設備を導入するだけでは、十分な防塵対策にならない場合があります。

例えば、出入口を長時間開放したままにしたり、清掃が不十分だったりすると、異物が侵入する原因になります。

作業者の入退室方法、清掃頻度、設備の点検方法など、現場に合ったルールを整えることが重要です。

清浄度の管理が求められる場合は、必要に応じて粒子数の測定なども実施しましょう。

簡易クリーンルームに関するよくある質問

Q1. 簡易クリーンルームは既存の工場にも設置できますか?

A.はい。既存工場の一部を活用して設置できる場合があります。ただし、設置場所の広さや天井高、設備配置、作業動線などによって適した構造は異なります。まずは、どの場所にどの程度の防塵対策が必要なのかを確認しましょう。

Q2. 簡易クリーンルームは自作できますか?

A.フレームやビニールシートを使って、簡易的な防塵スペースを作ること自体は可能です。ただし、自作した空間で一定の清浄度を維持するには、フィルター性能や気流、気密性などを適切に設計する必要があります。また、安全性や消防上の条件にも注意が必要です。清浄度が重要な工程では、専門業者への相談をおすすめします。

Q3. 簡易クリーンルームの費用を安くする方法はありますか?

A.まずは、対策が必要なエリアを限定することが有効です。ホコリの侵入を抑えることが目的であれば、間仕切りビニールカーテンを活用する方法もあります。ただし、必要な清浄度を満たせなければ、後から設備を追加することになり、結果的に費用が増える可能性があります。

Q4. ビニールカーテンだけでクリーンルームを作れますか?

A.ビニールカーテンだけで簡易的な防塵区画を作ることはできますが、一般的には、それだけで清浄度を管理するクリーンルームにはなりません。空気中の微粒子濃度を管理するためには、HEPAフィルターなどを使用する空気清浄設備や、適切な気流設計が必要になる場合があります。

Q5. 簡易クリーンルームにエアーシャワーは必要ですか?

A.必ずしも必要ではありません。エアーシャワーは、作業者が持ち込むホコリや異物を低減するための設備です。入室時の異物対策を強化したい場合には有効な選択肢ですが、必要性は製品の品質要求や作業環境によって異なります。

まとめ|簡易クリーンルームは目的に合わせた設備選びが重要

簡易クリーンルームは、工場や製造現場の必要な場所に、清浄な作業環境を整えるための選択肢です。

大規模なクリーンルームを新設するのではなく、既存の工場内を区画したり、空気清浄設備を組み合わせたりすることで、目的に応じた対策を検討できます。

ただし、ホコリの侵入を抑える対策と、空気中の微粒子濃度を管理する対策は異なります。

導入する際は、必要な清浄度や設置環境、作業動線、予算を整理し、適切な設備を選ぶことが重要です。

もりや産業では、工場内の防塵対策に役立つ間仕切りビニールカーテンをはじめ、クリーンパーティションやエアーシャワーなど、さまざまな衛生・環境改善製品を取り扱っています。

工場の防塵対策や作業環境の改善をご検討の際は、設置場所や目的に合わせた製品をご確認ください。