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2026.03.06
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「現場の熱中症対策、本当に万全ですか?」
工場や倉庫、建設現場などの作業環境では、夏場の高温による熱中症リスクが年々高まっています。
現場の熱中症対策は、従業員の安全確保だけでなく、生産性や事業継続にも大きく関わる重要なテーマです。
特に近年は猛暑日が増加しており、屋外作業だけでなく、空調が十分に行き届かない工場や倉庫内でも熱中症のリスクが高まっています。現場環境に応じた適切な対策を講じることが、事故防止や安定した作業環境の確保につながります。
本記事では、「熱中症対策×現場」という視点で、工場・倉庫・屋外作業における具体的な対策方法を、設備・グッズ・運用の3方向から分かりやすく解説します。

地球温暖化の影響により、真夏日・猛暑日の増加は常態化しています。特に7〜9月は、屋外だけでなく屋内現場でもWBGT(暑さ指数)が危険水準に達することが少なくありません。
WBGT値が高い状態で作業を続けると、
・集中力の低下
・判断ミスの増加
・作業効率の低下
・転倒・事故の発生
・重症化による救急搬送
といったリスクが高まります。
さらに、熱中症による労災事故が発生すれば、企業の社会的信用にも影響します。
つまり、熱中症対策は「従業員の命を守る」だけでなく、「会社を守る」取り組みでもあるのです。

WBGT(Wet Bulb Globe Temperature)は、気温・湿度・輻射熱などをもとに算出される暑さの指標です。
熱中症リスクを判断するための基準として、環境省や厚生労働省でも活用されています。
WBGT値が高くなるほど熱中症の危険性は高まるため、作業現場ではWBGT計を設置し、基準値に応じて休憩や作業調整を行うことが推奨されています。

熱中症とは、高温多湿の環境下で体温調節機能がうまく働かなくなり、体内の水分や塩分のバランスが崩れることで起こる健康障害の総称です。めまい、頭痛、吐き気、筋肉のけいれんなどの症状が現れ、重症化すると意識障害やけいれんを引き起こすこともあります。
特に工場や倉庫などの作業現場では、機械設備の発熱や屋根からの輻射熱、通気の悪さなどによって気温が上昇しやすく、長時間の作業や重労働が重なることで熱中症のリスクが高まります。そのため、現場環境に応じた適切な熱中症対策を行うことが重要です。

製造工場では、機械設備から発生する熱がこもりやすく、換気が十分でない場合、室温が外気以上に上昇することがあります。また、防護服や安全装備を着用していると、汗が蒸発しにくく体温が下がりにくい状態になります。
倉庫は天井が高く空間が広いため、一般的なエアコンでは冷却が難しいケースが多くあります。屋根からの輻射熱や、フォークリフト作業による体力消耗が重なり、気づかぬうちに脱水状態になることもあります。
建設現場や屋外ヤードでは直射日光にさらされる時間が長く、地面からの照り返しも体力を奪います。風がない日や湿度が高い日は、体温調整機能が働きにくく、急激に症状が悪化することもあります。

広い工場や倉庫では、家庭用エアコンだけでは対応が困難です。
そこで有効なのが、業務用冷風機や気化式冷風機です。
部分的に作業エリアを冷却することで、効率よく体感温度を下げることができます。大規模な空調工事を行わなくても導入できるため、コスト面でも現実的な選択肢です。
空調ウェアや冷却ベストは、作業者の体温上昇を抑制する有効な手段です。近年では、防爆対応モデルや長時間稼働タイプなど、現場用途に合わせた製品も増えています。
水分だけでなく、塩分補給も重要です。塩分タブレットやスポーツドリンクの常備により、脱水症状の予防につながります。休憩所への設置や配布体制の整備も大切です。
感覚ではなく「数値」で管理することが重要です。WBGT計を設置し、基準値を超えた場合は作業を中断するなど、明確なルールを設けましょう。
作業時間の短縮や交代制の導入、定期的な休憩確保など、運用面での改善も効果的です。設備だけでなく、運用設計も対策の重要な柱です。

工場や倉庫などの広い空間では、一般的なエアコンだけでは十分に温度を下げられないケースがあります。そのため、作業エリアに直接冷風を届ける冷風機やスポットエアコンを活用することで、効率的に暑さ対策を行うことができます。広い現場でも導入しやすく、空調が届かない場所の温度対策として多くの現場で利用されています。
気化式冷風機「RKFシリーズ」は、水の気化熱を利用して、周囲温度より最大約5℃低い涼風を送り出す省エネ冷風機です。コンプレッサー式に比べて消費電力が少なく、CO₂排出量も抑えられるため、環境に優しい冷却を実現。

水が蒸発するときに熱を奪うという気化熱の原理を利用したエコタイプの冷風機です。
大型ファンからパワフルにうるおいある冷風を送り出します。排熱がでないため、 屋内スペースへの設置も可能です。(水を利用するため、給排水設備が付近にあると便利です。)

部屋全体を冷やすのではなく、必要な場所にだけ冷風を送る局所冷房方式のため、無駄な電力を抑えた効率的な運転が可能です。特に、開放された作業場や空調設備が整っていないスペース、全体空調ではカバーしきれない場所などに最適です。

工場や倉庫など空調が行き届きにくい場所でも、必要な場所をピンポイントで冷却できるスポット型の空調機です。コンパクトなスリム設計で設置スペースを取らず、キャスター付きのため作業場所に合わせて簡単に移動できます。上下・左右の自動首振り機能により広範囲に冷風を届けることができ、作業エリアの暑さ対策や熱中症対策に効果的です。

工場や物流倉庫などの大空間で効率的に空気を循環させる大型ファンです。大風量・低速回転の設計により、広い空間でも穏やかな風を生み出し、空気の対流を作ることで体感温度の低下や作業環境の改善に貢献します。

現場作業では安全のために厚手の作業服を着用することが多く、衣服内に熱がこもりやすくなります。空調ファン付きウェアや水冷式ウェアを使用することで、体に風や冷水を循環させ、体温上昇を抑えることができます。特に屋外作業や倉庫作業など、空調が行き届きにくい場所で効果的です。
衣服に取り付けたファンによって外気を取り込み、衣服内に風を循環させることで体温上昇を抑える作業用ウェアです。工場や倉庫、屋外作業など空調が届きにくい現場でも、作業者の体を効率的に冷却し、熱中症対策として活用されています。

背中上部にファンを搭載した独自のアッパーファン設計により、首元や脇下へ効率よく風を送り、作業時の熱ストレスを大幅に軽減。遮熱素材を採用し、太陽光の熱を反射して服内温度の上昇も抑制します。

アイスマンPRO-XⅡは、本格水冷式ウェアです。
静音ポンプと高性能バッテリーを搭載し、−30℃の冷水を巡らせて全身を効率よく冷却。
保冷三層構造のタンクと保冷剤ポケットにより、長時間の涼しさをキープします。

冷却ベストは、保冷剤や冷却素材を使用して体を直接冷やすタイプの熱中症対策アイテムです。特に首・脇・背中など太い血管が通る部分を冷やすことで、効率よく体温を下げることができます。空調ウェアと併用することで、より高い冷却効果を得られるのも特徴です。
宇宙服の技術を応用したPCM素材を使用した冷却インナーベストです。温度調節機能に優れたPCM素材が体温の上昇を抑え、工場や倉庫、屋外作業などの現場での熱中症対策に役立ちます。

ペルチェ素子を利用した冷却技術を特徴とする熱中症対策ウェアです。両肩と両脇の4箇所にペルチェ素子を配置し、効果的に体温を下げる設計になっています。
特に暑い環境での作業に最適で、夏場の作業着として高い冷却効果を感じて頂けます。

首や脇など、太い血管が集まる部位を冷やすことで体温を効率的に下げることができます。軽量で動きを妨げにくいため、作業現場でも使いやすい熱中症対策グッズとして人気があります。
ペルチェ素子を採用した冷却ベストで、首裏と両脇の3カ所を直接冷却することで効率よく体温を下げることができる熱中症対策アイテムです。スイッチを入れるとすぐに冷却が始まり、最大約−18℃の冷却温度で作業者の身体を素早く冷やします。


A.部分冷却が可能な業務用冷風機の導入が現実的です。設置工事が不要な機種も多く、短期間で対策を始められます。
A.倉庫全体を均一に冷却するのは困難な場合が多いです。作業エリアを限定して冷却する方法が効果的です。
A.5月〜6月の導入が理想です。真夏になると機器の在庫不足や工事遅延が発生することがあります。
A.はい、企業には労働安全衛生法に基づく安全配慮義務があり、高温環境下では適切な熱中症対策が求められます。WBGT値の管理や休憩確保などを怠った場合、労災認定や企業責任が問われる可能性があります。
A.導入費用は対策内容や現場規模によって異なり、消耗品対策から設備導入まで幅があります。
まずは現場状況を整理し、優先度の高い対策から段階的に導入することが効果的です。

現場の熱中症対策は、単一の対策で解決するものではありません。
この3つを組み合わせることで、初めて安全な作業環境が実現します。
もりや産業では、冷却設備や熱中症対策アイテムの販売だけでなく、現場環境に合わせた最適な暑さ対策のご提案を行っています。
「自社の現場に合った熱中症対策を知りたい」
「冷風機や空調ウェアの導入を検討している」
そのような場合は、ぜひお気軽にご相談ください。