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2021.12.06

業界コラム

ホワイト物流推進のポイント 取り組み例① ストレッチ包装の省力化

新型コロナウイルスの影響で、ネット通販などの巣ごもり需要の増加に伴い、物流業界で取り扱う物量は大幅に増加しました。
そうした中、物流業界では現場の人手不足、特にトラック運転者不足が深刻な問題になっています。
この問題に対応し、国民生活や産業活動に必要な物流を安定的に確保するため、現場環境を改善する「ホワイト物流」推進運動が活発化しています。
今回は「ホワイト物流」とは何かとホワイト物流推進のポイントをご紹介します。

物流業界の問題

物流業界で、今一番大きな問題とされているのが人手不足です。この問題を引き起こしている原因をざっとまとめると以下の3点になります。

・仕事量の増加
新型コロナウイルスの影響による巣ごもり需要の増加により、オンラインショッピングの需要が高まりました。
それに伴い、小口配送など対個人の配送が急増したことで、物流業界全体が激務化し、労働者ひとりひとりの
負担が大きくなりました。

・ドライバーの高齢化
国土交通省が発表した「トラック運送業の現状等について」によると、トラック業界で働く人の約45.2%が40~54歳、29歳以下の人は全体の約10%以下となっています。
現在働いているドライバーが引退した時、若手の人材不足がより顕著になるため、今後はより人材不足が加速していくと予測されています。

・労働環境の悪いイメージ
物流業界と聞くと「長時間労働」「休みが少ない・取りにくい」「深夜作業が多い」「ブラック企業が多い」などの悪いイメージを持つ人が多い傾向にあります。

このため、企業側の求人数が増えても、人が集まりにくいというケースが増え、人員の確保が難しくなってきています。

「ホワイト物流」推進運動とは?

ホワイト物流とは、トラック輸送の生産性向上と生産物流や調達物流の効率化を実現するため、国土交通省が推進しているドライバー負担を軽減させるための取り組みです。

バラ積み出荷、検品作業の時間、荷受けの事務作業、長時間待機などなど、製造業ではこれらの課題を解決すべく取り組みは必要ではないでしょうか?

今回、ホワイト物流推進のためにおススメする改善ポイントは、以下の2点です。

・待ち時間の短縮

・荷役時間の短縮

このポイントを実現するための取組みとして、今回は、パレット包装化「ストレッチ包装機」の導入推進をご提案します。

ホワイト物流の取り組み例① ストレッチ包装の省力化

・ストレッチ包装機 TS75

シーケンサ搭載多機能タイプの国産パレットストレッチ包装機です。

セキスイ独自のカラータッチスクリーンを標準搭載。パネルにて包装条件の入力、機械の運転状況等をスクリーン上に表示し操作も簡単です。

・ストレッチ包装機 ES30

「ストレッチ包装を機械化したいが価格が高い」「作業者が機械に詳しくない」の声にお応えし、TSシリーズの機能を凝縮、高機能でお求めやすく簡単操作で使いやすい機種です。

・簡易包装機 パレラ2000

フィルムセットなしのターンテーブルタイプ。

フットスイッチによる回転スタートとストップが可能です。 オプションで手動式半自動対応タイプまでグレードアップできます。

まとめ

「ホワイト物流」を推進するためには、トラック運転者や現場スタッフにかけている負担を取り除く必要があります。

そのためには荷主企業や物流事業者が協力して、物流の幅広い分野でコスト削減や物流効率化、スタッフの負担軽減を実現する手段を考える必要があります。

もりや産業株式会社では、「ホワイト物流」推進の取組みに役立つ資材・設備を幅広く取り扱っております。今まで使用していたパレット・ストレッチフィルム・バンド・テープの見直しや手作業行程の機械化などのご相談も承ります。

ホワイト物流推進にご興味のある企業ご担当者様はお問合せフォームからお気軽にご連絡ください。