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2021.04.12

業界コラム

錆とは何か?錆の原因と気化性防錆剤のメリット

金属部品や工場・倉庫設備の大敵「錆(サビ)」。
最近のレポートによると、1年の間に錆によって失われる経済的損失は日本の国内総生産(GDP)の約3~4% ともいわれています。
その損失を防ぐため、様々な防錆対策が施される中、注目を集めているのが「気化性防錆剤」です。そこで、今回は錆の原因と気化性防錆剤のメカニズムをご紹介します。

金属はなぜ錆びるのか?

赤鉄鉱石

金属はなぜ錆びるのか?
私たちが普段目にする鉄は、サビていた鉄(鉄鉱石)を 人工的にサビていない状態にしたものです。
鉄の原料である鉄鉱石は、酸素と結びついて酸化鉄として地球上に存在しています。

車・ビルなどに使われる鉄鋼材料は、製鉄所で鉄鉱石とコークス(石炭を蒸し焼きにして抽出した炭素の塊)を化学反応させ、鉄鉱石中の酸素を抜き、人工的に作り出した物になります。

このようにしてできた鉄は、再び酸素に触れることで、元の姿である鉄鉱石(酸化鉄)になるため、錆びていきます。つまり、錆びとは金属が自然の法則によって安定状態に戻ろうとする現象になのです。

錆・腐食の原因

金属表面に付いた水滴

錆・腐食の原因はほとんど場合、金属表面に接する酸素・水・汚染物質などです。

  • 降雨、温度・湿度
  • 塩分、酸などの化学薬品
  • 金属加工残渣
  • 梱包材(木・紙)
  • 手に付いた皮

これらの物は金属の電気化学反応を促進させ金属の腐食速度を上げ、錆びやすくさせます。

錆を防ぐには?

階段裏を塗装してサビを防ぐ

サビは金属の表面から発生します。

そのため、サビを防ぐには、金属の表面に酸素・水・汚れ・塩分が直接触れないように表面をコーティング(保護)することが最も有効です。

表面をコーティングするには塗装や樹脂を貼り付ける、油を塗布するなどの方法があります。
ただし、これらの方法は手間・コスト・技術が必要になります。

そこで、おすすめするのが「気化性防錆剤」です。

気化性防錆剤とは

気化性防錆のメカニズム

気化性防錆剤とは常温で気化する防錆剤のことです。

気化した防錆成分が、空気中に浮遊し、金属表面に吸着して極薄い保護膜を作ります。そして、その保護膜が水・酸素・塩分・汚れから金属表面を守ります。

気化性防錆剤の大きな特長は、気化した成分が、油や塗料などを塗布できない複雑な形状や細部まですみずみに行き渡り金属表面を保護してくれることです。

コ―テック社製の気化性防錆剤のすぐれた機能

気化性防錆剤には様々なブランドがありますが、弊社ではコ―テック社製の気化性防錆剤をおすすめしています。理由は以下の通りです。

●抜群の防錆性能

コ―テ社独自の技術により、高い安全性と防錆性能を有しています。

●人と環境にやさしい

コ―テックは人と環境にやさしい成分を使用した安全性の高い製品です。FDA(アメリカ食品医薬品局)の認可も受けており、健康や自然環境への影響を懸念せずに使用することができます。

●あらゆる金属に対応

鉄鋼(鋳鉄、ステンレス)、銅(電子部品)、黄銅・真鍮(ワイヤー)、亜鉛めっき鋼、スズめっき鋼(ブリキ)、ニッケル-クロムめっき鋼 などあらゆる金属に対応するマルチメタル防錆剤です。

●様々な製品バリエーション

PEフィルム、パウダー、液体、シュリンクフィルム、タブレット、スプレーなど、様々なタイプの製品があるので、用途に合わせて使用することができます。

●豊富な使用実績

コ―テックは防錆対策先進国のアメリカ生まれで、国際規格にも対応しており、世界中のグローバルメーカーで採用されています。

まとめ

錆とは金属が水や酸素などに触れることによって、元の状態に戻る現象のことです。

この錆を抑えるには、金属表面に水や酸素を触れさせないようにコーティング(保護)することが有効です。そのため、細かい部分まで気化して防錆コーティング膜を作る「気化性防錆剤」がおすすめとなります。

弊社では、「コ―テック」をはじめ様々な気化性防錆製品を取り扱っておりますので、気化性防錆剤を使って防錆包装を見直したいというお客様には製品サンプルのご相談も承っておりますので、是非、お気軽にお問合せください。