該当件数
物流・省人化機器
連続垂直搬送機
工場などの設備に組み込んで使える、自動で荷物を上下に運ぶ装置(垂直スラットコンベヤ)です。
人が荷物を出し入れする必要がなく、荷受台の呼び出しや扉の開け閉めといった待ち時間もないため、作業の流れがスムーズになります。
人手を減らしながら効率よく荷物を運ぶことができる、便利な自動搬送機です。
1 バーチカルコンベヤとバーチカルリフターの違い
バーチカルコンベヤは連続で搬送する場合に、荷台が往復することなく連続で搬送できるので少なくともバーチカルリフターの2倍の搬送能力があります。また、スラット数を増やすことにより搬送能力はさらに増えていきます。
2 バーチカルコンベヤ構造
【連続搬送Z型】
搬入口が表面、搬出面が背面に位置するタイプです。
背面側のスペースに搬送ラインや保管スペースをレイアウトできます。
【連続搬送C型】
搬出入口が同一面に位置するタイプです。
工場や倉庫の壁面に配置して搬出入口の表面に搬送ラインや保管スペースをレイアウトできます。
3 駆動部に中空軸モーターを標準採用
モーターの動力をチェーンを介さずにシャフトにダイレクトに伝えているので起動停止時のがたつきが少なく、スムーズな搬送で高寿命です。
モーターと駆動シャフトをチェーンで伝動していないのでチェーンへの給油・テンション調整等のメンテナンスが不要です。
また、チェーンカバーやテンション部がない為、省スペースです。
4 独自のスラットチェーンを採用
独自に開発したスラットチェーンを採用することで、これまでのタイプよりも丈夫で長持ちするようになりました。
さらに、精度が高くなったことで、より重い荷物にも対応できるようになっています。
また、部品の交換が必要なときでも、特別な調整をしなくても取り付けられるため、作業時間が大幅に短縮でき、現場の負担を減らすことができます。
メンテナンスも簡単で、使いやすさが大きく向上しています。
5 堅牢なスラット(荷受台)
このコンベヤでは、チェーンの内側ではなく外側でスラット(荷物を乗せる板)を支える構造になっています。
これにより、スラットが左右にグラついたり、真ん中がたわんだりするのを防ぐことができます。
特に、重い荷物を載せたときや長時間使ったときに、スラットが曲がったりゆがんだりしにくくなっているのが大きな特長です。
この構造によって、安定して荷物を運ぶことができ、製品の品質保持や安全性の向上にもつながっています。
6 樹脂レールにより静かな搬送を実現
チェーンが動くレール部分に、金属ではなく専用の樹脂レールを標準で使用しているため、動作音がとても静かで、作業中の騒音を大きく減らすことができます。
さらに、この樹脂レールはすり減りにくく長持ちするうえ、金属同士がこすれたときに出る鉄粉の発生も抑えられるので、作業場所が汚れにくく、清潔で快適な環境を保てます。
音や汚れに敏感な現場でも安心して使える、やさしい設計になっています。
用途 | 製品例 | 最大搬送重量 (㎏) |
---|---|---|
ケース搬送 | MCZ/MCC‑100, 250 | 100~250 |
パレット搬送 | MPZ/MPC‑500~2000 | 500~2,000 |
クリーン環境 | MCPZ‑12/MCPC‑12 | 12 |
ステンレス搬送 | MCSZ‑60/MCSC‑60 | 60 |
アルミケース搬送 | MCAZ‑100/MCAC‑100 | 100 |
多階式 | MCCT‑80 | 型式により異なる |
ロールボックス | MPKZ‑500、HQLT‑1500等 | 500~1,500 |
往復型リフター | EEL/BEL/JELシリーズ | 50~1,000 |
リフト装置 | ARF/ARAシリーズ | 30~400 |
オートドア | FAD‑M/FAD‑C | - |
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